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2011年 08月 19日
林檎の礼拝堂
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春の頃の話です。
震災直前に夫と一緒に観に行って、
週末にゆっくりと綴ろうと、書きかけのまま5ヶ月程眠っていました。


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田窪恭治展 風景芸術」 @東京都現代美術館

何年か前、はじめて"林檎の礼拝堂"に出会った時、
たまらなくドキドキして眼が釘付けになりました。
子どもの頃、おとぎ話の中で見た場所が本当に見つかったような、
どうしよう。本当にあったんだ!って、そんな感じ。

"林檎の礼拝堂"とは、
フランス・ノルマンディー地方で、
廃墟と化していた16世紀の小さな礼拝堂を、
美術家 田窪恭治さんが10年の歳月をかけて再生したものです。

ここは私がいつかかならず行くと決めている場所のひとつ。
その前にまさか東京でお近づきになれるとは!

その田窪恭治さんの今回の展覧会、
会場で流れていた美しい映像、音楽・・
なんと、普段お世話になっているRUE5さんのパパさんワークとのこと!
礼拝堂の空気が流れ込んできているかのようでした。


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そして、同じく現美で同時開催されていた
Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」展。
なんだか見覚えのある作品・・と思ったら、
以前の仕事場でのイベント
ART IN TIME&STYLE MIDTOWNでお会いした、
作家の冨井大裕さんでした。大学の先輩でもあります。

なんともストイックな香りがぷんぷんするこちらの展覧会。

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身近にある素材といわば端的に手仕事と呼べるような技法を用いて、
自身の足元、そのよって立つところを
あらためて問うような制作を続けている作家たち。

6人の術によってひらかれる6つの場が、
見慣れた世界の風景を変えるささやかな契機となれば幸いです。
(HPより抜粋)
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と、案内を読んでもなんだかよくわからず・・。
が、会場に入ると、ものすごかったのです!

冨井大裕さん×日用雑貨、
木藤純子さん×水・ガラス、
関根直子さん×鉛筆、
池内晶子さん×糸、
椛田ちひろさん×ボールペン、
八木良太さん×カセットテープ。

なんの変哲のない日用品が、
ただただ繰り返し重ねられ重複し層となっている。
その姿はおそろしいほど緊張感に包まれて、息を呑む美しさ。

これはちょっとお目にかかれないすごい展覧会だったと思います。
なんだかすごい世界をのぞいちゃったねと、
興奮さめやらぬまま会場を後にしました。

by miomio0208 | 2011-08-19 16:26 | art|芸術


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