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2011年 08月 08日
芸術の森
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芸術の森は、札幌に帰るとかならず訪れるお気に入りの場所。
札幌中心街から約30分、
豊かな自然と北の芸術たちが調和する森で、
ひとり静かに過ごす時間は、何より至福の時。


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芸術の森美術館では
メアリー・ブレア 人生の選択、母のしごと」展が行われていました。
2年前、東京都現代美術館での展覧会を見逃していたのでラッキー!
ふしぎの国のアリス、ピーター・パン、シンデレラ、
メアリー・ブレアがコンセプトアートを手がけた作品はどれも大好き。
今年はメアリー・ブレア生誕100年の年なのだそうです。
母としてのメアリーに焦点があてられた、
子どもたちへの想いを感じる、あたたかい展覧会でした。



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美術館のあとはのんびりと野外彫刻美術館を散策です。
わたしの好きな彫刻家の作品が集結しているのも、
ここがお気に入りの理由の一つ。

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芸術の森入口付近、
マルタ・パンの「浮かぶ彫刻」
池の水や森の風を受け、ゆっくり向きを変えてゆく姿は、
いつまで眺めていても飽きません。


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宮脇愛子「うつろひ」
自由に遊ぶ8本の曲線が空ととけ合う様は、
これもまた、時が経つのを忘れて見入ってしまいます。


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山道を這うようにぬるりと現れる御影石は速水史朗の彫刻。
その奥に、大好きな彫刻家のひとり安田侃の「間」。
この門のような大理石の彫刻の手前に、
大きな直方体の彫刻が対をなして存在します。
塊(有)と中空(無)の対比が表現された雄大な作品です。
ここにくると何だか物思いに耽ってしまう不思議な空間。



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ダニ・カラヴァンの「隠された庭への道」
この作品に会いたくて、
いつもここまで来ているといっても過言ではありません。

はじまりの門、丘、日時計の広場、7つの泉、森の音を集める円錐、
生命の象徴である水の流れ(水路)、終わりを告げる門。
これらの7つを抜けて、森の中の小さな庭へと至る作品。

数字は、人間のさまざまな体験の中から生まれたものであり、
生命のリズムであり、環境や宇宙に通じるその場との関係である
と、カラヴァンは語ります。
1週間の日数であり、虹の色数である7という数は、
古くから人間と深く関わりのある数字。
カラヴァンが生まれ育ったイスラエルでは、
耕作地を7年ごとに休ませるという習慣があるそうです。


穏やかな丘から軽い山道まで、
点在する70程の作品をすべてを廻ると軽く1時間半ほどに。
これがなかなかの運動となるわけです。

最後に休憩がてら立ち寄るのは、「佐藤忠良記念子どもアトリエ」

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今年の3月に永眠された佐藤忠良さん。
小学校1年生の学芸会では「おおきなかぶ」を、
「ゆきむすめ」も、いつだかの英語劇の演目でした。
穴があくほど読み込んだ思い出のふたつの絵本。
その絵本の挿絵を描かれた方が彫刻家だと知ったのは、
もっともっと大きくなってからでした。

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思春期には、オードリー・へップバーンとジェーン・バーキンに並び、
理想の女性として列記していたこの女性像。
この凛とした佇まい、しなやかな身体がたまらなくセクシーで・・
10代の私がひそかに憧れていた女性のひとりです。

おひさしぶりです。
わたし、すこしはあなたに近づいていますか?
相変わらず美しい彼女にぺこりと挨拶をして、
芸術の森の一日は終了。


のんびり更新中の札幌日記。
次回は小樽編です!

by miomio0208 | 2011-08-08 17:48 | travel|旅


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