2005年 03月 25日
![]() 住む(inhabit)とは、日々を過ごすこと。 日々を過ごすこととは、習慣(habit)を生きること。 詩人・長田弘さんの言葉だそう 習慣は自然の如し。 意識的だった事柄が、無意識に反応するようになったとき はじめて習慣になり得るのなら 日々過ごすことを意識して暮らしたい そう思った #
by miomio0208
| 2005-03-25 17:49
| life|暮らし
2004年 11月 22日
![]() ボラスタッフの寮は元三菱マテリアル社宅の長屋。 月曜日は銭湯がお休みなので、 バスで約30分かけてベネッセハウスまでお風呂をかりにいく。 直島には2つの大きな企業が事業を展開していて町の財政を潤しているという。 ひとつが三菱マテリアル。もうひとつがベネッセ。 北側に位置する三菱マテリアルの製錬所では東洋一の量の金を生産!(驚き) 教育のイメージが強かったベネッセは、南側の海岸沿いに直島文化村としてリゾートを展開。 島全体で「ベネッセアートサイト直島」としてアート活動が行われている。 古い民家を修復保存して作家が家ごと作品にしてしまう「家プロジェクト」、 西沢立衛による空間「本村ラウンジ&アーカイブ」などなど。 ベネッセハウスは、「自然・建築・アート・歴史の共生」をテーマに 安藤忠雄によって設計された美術館とホテルが共存する施設。 ホテルサイドには宿泊者しか入れないため、 残念ながら今回はその全貌を観ることはできずなんとも消化不良・・ 弧を描く打放しの壁にスロープが巡り、トップライトから射し込む光が、 時間と共に刻々と変化する円形ギャラリー。 ここは中でも一番印象深かかった! 静けさ漂う感動的な空間でした。 最後に真っ暗闇のなか体験した野外作品、蔡國強の「文化大混浴」。 天然プラネタリウム独り占めでの貸切露天風呂にご満悦のしめくくり。 #
by miomio0208
| 2004-11-22 00:00
| art|芸術
2004年 11月 21日
![]() 今回の高松を訪れた目的はココにあり。 7月のオープン時期からスタッフとして参加していた元同僚の紹介で、 2日間地中美術館のボラスタッフとしてやってきました。 事前資料を渡されていたので、どんな美術館かは理解してきたつもりではいたけれど 想像の範囲を超える体験が待っていました! ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレル、クロード・モネ、 そして安藤忠雄による「フレームのない」美術館。 「この作品」だけのための「この空間」が存在する、 空間そのもの丸ごとがパーマネント・コレクション。 名の通り、建物が地中に埋って姿はみえず、丘にエントランスが開いているような印象。 蟻の巣のように地の中に空間が広がっている。 この、「作品と空間の一体となった美術館」のなにがそんなにすごいのか。 そもそも、地中美術館は「美術館」というカテゴリーに値するのだろうか? 何かを鑑賞しに行くための空間はそこにはなく、 「あなたはもう私の中に存在しているのよ」と誰かに囁かれてハッとする、 なにか神殿のような宗教的な空間の真ん中に放り込まれた感覚に近い。 作品を体感した後の余韻さえも、「地中」を抜けるまで体に留まってくれる空間環境。 なかでも自然光だけで構成される「モネの睡蓮」のある空間は、 「初体験」としかいいようがなかった。 このモネ「睡蓮」5点のうち、2枚1組の作品を福武財団が2000年に購入したのが、 地中美術館設立のきっかけとなったのだそう。 ということは「モネ空間」は地中美術館の中でもより特別な存在なのだろう。 私は初日、モネ室担当になり約7時間、モネの中にいた。 丸1日かけて、早朝の睡蓮の池を日没まで明かりもなく観ていたことになる。 17時の閉館後、睡蓮にとり付かれたかのように離れるのが惜しくて、 もっと、ここにいたい!そう思った。 お客さんの中にも、朝来て、お昼過ぎ、閉館直後にと 何度も来る人、1時間近くも立ち尽くす人もいたくらい。 モネのような絵画を鑑賞するのではなく「体験」できる場所は地中美術館だけだろうと思う。 #
by miomio0208
| 2004-11-21 00:00
| art|芸術
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2004年 11月 21日
![]() 美術館めぐり最後は「顔」シリーズで有名な画家、猪熊弦一郎の美術館。 高松から電車で30分。丸亀駅の目の前に建ち、設計は谷口吉生。 この「駅前美術館」は個人名を冠しているが 美術図書室やミュージアムホールなども併設していて、 教育普及活動を目的としたワークショップも頻繁に開講しているらしい。 単純な箱型がシンプルで上品なこの建物に、 大胆にも猪熊氏の落書きのような絵(失礼)が描かれており 一気に肩の力がぬけて、ニッコリ笑みがこぼれてしまう、そんな感じの美術館。 この日の企画展は「ジャパニーズ・モダン −剣持勇とその世界−」 内容も多すぎず少なすぎず、疲れない程よいボリューム。 企画展示にも満足。 3階のカスケードプラザという広場に隣接したカフェは ほどよく隔離された視界と、ウォーターウォールが落ち着いて、 電車の時間ぎりぎりまでゆっくりお茶タイムができました。 #
by miomio0208
| 2004-11-21 00:00
| art|芸術
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2004年 11月 20日
![]() 寝台列車「サンライズ瀬戸」に揺られること9時間半。 とうとうやってきました高松へ。 心弾ませ、庵治線バスに乗り継ぎ30分ほどで石の楽園・牟礼に到着。 100年前の11月17日、イサムノグチ誕生。 生誕100年とたった3日後に来館できたということに、密かに興奮していざ受付に。 観覧できるのはノグチの住居、裏庭、アトリエの三箇所。 家は外観と玄関・窓から覗くのみで中には入れません。 その裏の庭園は丘を中心に石の彫刻が点在されていて、 個々の彫刻作品を鑑賞した後、丘に登ると・・ なるほど! 彫刻ひとつひとつの配置も意味を持っているのだと気付く。 春先の限られた日のみ、日の光が真っ直ぐ注ぎ込まれる穴を持つ石。 丘からアトリエまでつづく、河の流れを表すかのような石々。 石垣のサークル内のアトリエはすべてのものが完全に計算され、 清冽でやわらかな空気に満ちた空間になっている。 この空間の持つ空気は、実際に訪れない限りわからないものだろう。 説明なんてひとつもない美術館だから、あれこれ言葉を並べてみても感情は伝えきれない。 要らないものは削ぎ落として、シンプルに。 成るべき形になるまでだなと、心に正直な受け入れをさせてくれる 清い時間を過ごさせていただきました。 暖かい陽射しに秋特有のピンッと張る空気が、 ほどよい緊張感を与えてくれ、絶好のイサム日和でした。 #
by miomio0208
| 2004-11-20 00:00
| art|芸術
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2004年 11月 19日
![]() 大内 美生 MIO OUCHI 建築雑誌の編集アシスタント、自然派リフォーム会社のコーディネーター、インテリアショップ、インテリアショールームビルのインフォメーション勤務など、住宅・インテリア業界を渡り歩いた経験を生かし、創り手と使い手をつなぐ小さな合同展示販売会の企画運営、コーディネート、スタイリングなどを行う。折形礼法、室礼を学び、日本の暦にそった暮らしを心がける。 2011年、日々の暮らしに彩りを添える、楽しく美しいヒト・モノ・コトを紹介するイベント"NOMADIC CIRCUS(ノマディックサーカス)"を立ち上げる。大量生産にはない"心”の通った手仕事を紹介し、展示販売、ワークショップなどの企画などを行う。 同年、ルドルフ・シュタイナーの人間学を基に保育を行う幼稚園のお手伝いを通して出会った「蜜蝋(みつろう)」という素材に興味を持ち、元パッケージデザイナーでアロマアドバイザーの資格を持つ妹チセと共に、蜜蝋キャンドル"peker chise(ペケルチセ)"の制作を開始。主にイベント出店を中心に活動している。 1979年 札幌生まれ 東京在住 武蔵野美術大学短期大学部 デザイン科空間演出デザイン専攻 卒業 武蔵野美術大学 造形学部空間演出デザイン学科 杉本貴志ゼミ 卒業 北海道職業能力開発大学校 建築技術科 1年コース修了 2005〜2006年 月刊「建築知識」WEB連載 北海道での暮らしを綴る「きたのくにからouchiのたわごと」 2011年 NOMADIC CIRCUS、peker chiseの活動をスタート 2012年 折形デザイン研究所 折形礼法 基礎コース/デザインコース 終了 2013年 折形デザイン研究所 室礼コース 終了 2015年 折形デザイン研究所 折形+活版コース 終了 2015〜2016年 アップリカFacebookページコラムに参加(半年間) 2018年 町田市チャレンジ事業認定 まちだ南地域魅力発見プロジェクト(まちプロ!)発足
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by miomio0208
| 2004-11-19 02:11
| profile|わたし
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暮らしに彩りを添える、
楽しく美しい ヒト・モノ・コトを紹介。 NOMADIC CIRCUS 姉妹でつくる 蜜蝋ろうそく peker chise 日々の記録は IGに移行しています ID : mio_ouchi カテゴリ
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